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「古希」と「古稀」はどっちが正しい?贈り物や由来も解説

ぴよすけです。

2021年1月某日、わたくしの父上が70歳の誕生日を迎えました。

古希の祝いを親戚一同で行いたかったのですが、コロナ禍による外出・外食で感染が心配だったため、お祝いの品を贈るだけとなりました…

 

今回は古希とは何かについて、まとめてみました。

  • 古希の由来
  • 古希の祝いについて
  • どんなものを贈るのか

この3点を主に解説しています。

 

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古希は70歳を指す言葉

古希とは70歳という節目を指す言葉になります。

 

60歳の「還暦」は中高生あたりでも知っている、お祝いの一つですね。

しかし70歳の「古希」は、還暦と比べると知名度が低いと思います。

これはおそらく60歳=定年退職の年齢という部分も関係するのではないでしょうか。

 

70歳を迎えると古希の祝いをする家庭もあり、古くからある長寿の祝いの一つです。

 

古希の由来は中国の漢詩から

中国の詩人・杜甫(とほ)という人物が作った詩の中に以下のような一節があります。

人生七十古来稀なり(人生で70歳まで生きるのは昔からまれである)

 

70歳を迎えるまで生きている人が稀だったため、長寿の祝いとして定着したと言われています。

現代は人生100年時代に突入していますが、当時は医療や科学が現代ほど発達しておらず、平均寿命が現在よりもだいぶ短かったのです。

 

ぴよすけ
ちなみに平安文学の『源氏物語』主人公の光源氏も50歳を迎える前には生涯を終えています。
1000年前の50歳は、すでに高齢者だったのかも…

 

「古希」と「古稀」はどっちが正しい?

現在では古希と書く場合が多いですが、出典の漢詩をみれば古稀と書くはずでは…?

そうです、本来は「古稀」と記すのが正しいです。

 

「希」と「稀」にはまれである・珍しいという同じ意味もあり、「稀」から「希」には書き換えができます。

例:稀少→希少、稀釈→希釈 など

 

古希は数え年?満年齢?

本来は数え年でお祝いするのが一般的でしたが、現在の古希は数え年でも満年齢でも構いません。

「構いません」というより、一般家庭でお祝いするのはよく知った身内くらいでしょうし…

 

基本的に年齢に関わる慶事は数え年で行うのが一般的でした。

最近では文化の変化や年齢のわかりやすさもあり、満年齢で行うことも増えています

 

ただ、対外的なお客様を招いた古希の祝いなどには注意が必要です。

たとえば芸術家の方が「古稀の展覧会」を開催する場合などは、きちんと数え年である69歳で行っていることもあります。

 

「古希の祝い=現在70歳である」とはならない場合もあるのでご注意ください。

 

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古希は紫色がテーマカラー

古希は紫色の贈り物や、紫色の服を着てお祝いすることが多いです。

ぴよすけも紫色の江戸切子グラスを贈りました。

 

紫色は昔から高貴な色・貴重な色として親しまれています。

 

なぜ紫色なの?

古くから日本でも紫色に関係するものが多々登場しますよね?

  • 聖徳太子の定めた冠位十二階の最上位の烏帽子(えぼし)の色は紫
  • 中臣鎌足は「藤原」姓を与えられ、後の藤原一族の祖先となった(藤=紫)

 

昔は染色技術が今ほど発達しておらず、紫色を出すのに苦労していたと言われています。

貴重な紫色のものを身に付けられるのは高貴な人という習慣ができました。

 

そのような側面から、大変長生きしている方のお祝いに、高貴な色である紫のものを身に付けてお祝いするという習慣ができたと思われます。

 

ちなみに77歳のお祝いである喜寿のテーマカラーも紫が一般的です。

 

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お祝いって何をするの?

古希のお祝いでは決まったお祝いの仕方がありません

家族・親戚同士で食事をする、旅行に出かける、贈り物をする、などでしょうか。

現在はコロナ禍でいろいろな制限がありますので、ぴよすけのように贈り物にメッセージカードを添える、なんていうのもアリでしょう。

我が家では幼い甥っ子や姪っ子も参加予定だったため、バースデーケーキも用意しようとしていました。

 

お祝い事なので、古希を迎えた人に喜んでもらったり、昔話に花を咲かせたりしたいものですね。

 

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古希祝いのおすすめプレゼント

人へのプレゼントはいろいろ気を遣うし、贈る側が悩みますよね…

古希祝いのプレゼントは紫色のものや昔を懐かしむもの、当たり前ですが喜ぶものなどを贈りましょう。

予算は5,000円~20,000円くらいが相場のようです。

① 紫色の普段使いできるもの

ぴよすけが古稀の祝いとして父上に贈ったのは紫色の江戸切子グラスです。
出典:楽天市場

お酒を嗜むため、使ってくれると思い購入しました。

焼酎用のロックグラスなんかもお洒落でいいなぁと思いました。
出典:楽天市場
伝統工芸士、根本達也氏により作られた江戸切子焼酎ロックグラス。クリスタルの魅力を最大限に高める繊細でシンプルなデザインが特徴の一品です。職人の技術により最大限にまで高められたクリスタルは各種贈り物にオススメ。

 

普段使いの候補としてセーターもありました。

初めは紫色のセーターというと、ちょっと過激なオッサンになってしまうことを予想してしまいましたが…

意外と我が家の父上には似合いそうでした。

出典:楽天市場

 

男性ならポロシャツ、女性ならストールなども普段使いできそうですね。

出典:楽天市場

② 家族写真入りのフォトアルバム

写真やアルバムも候補の一つとして考えていました。

しかしぴよすけの父上は70過ぎても仕事に明け暮れているため、昔を懐かしむより今を懸命に過ごしてほしいと思い却下となりました。笑

 

似たようなもので、古希を迎えた人が生まれた日の新聞というのもありました。

出典:楽天市場

 

親戚一同で昔を懐かしむにはいいなぁと思いました。

 

③ お酒・旅行招待

ぴよすけの両親はコロナ禍になるまで旅行が大好きだったので、夫婦で楽しんでもらうための旅行手配を子どもたちで計画していました。

またお酒が好きな方なら「名前入りのお酒」を用意してくれるものもあります。

出典:楽天市場

熨斗には「御祝」が無難!色紙・メッセージカードを添えて

色紙やメッセージカードはプライスレスです!

値段がつけられないものなので、贈り物に添えて渡しましょう。

 

メッセージ例文お父さんへ

70歳のお誕生日おめでとう!

これからも体に気をつけて、長生きしてください。

 

プレゼントを包む際、熨斗(のし)には「御祝」とするのが一般的です。

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古希から先も長生きしてもらうために…

古希はあくまで70歳になったという通過点です。

大切な人にはいつまでも長生きしてもらいたいものですよね。

お祝いでは形式よりも真心を込めておもてなしをしましょう。

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。
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