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「最果タヒ」とは?顔出ししない謎の詩人が人々を惹きつけてやまない3つの魅力

「最果タヒ」とは?顔出ししない謎の詩人が人々を惹きつけてやまない3つの魅力

ぴよすけが最果タヒを知ったのは2019年末あたりでしょうか。

最果タヒさんはこれまでもメディアを通して「詩とは何ぞや」ということを伝えていましたが、私の耳には届いていませんでした。

 

しかし最果タヒさんを知っていくうちに、たちまち彼女の魅力に引き込まれました。

この記事では最果タヒさんの魅力を紹介しています。

 

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最果タヒさんの経歴

最果タヒさんは日本の詩人であり、小説家です。

最果タヒさんのこれまでの経歴をまとめてみました。

 

最果タヒ1986年 兵庫県神戸市生まれ
2004年 インターネット上で詩作をはじめる
2006年 現代詩手帖賞を受賞
2007年 詩集『グッドモーニング』刊行、翌年中原中也賞受賞詩集代表作:『死んでしまう系のぼくらに』『夜空はいつでも最高密度の青色だ』など

 

後述しますが、プロフィールは最低限のものしか公開されていません

 

実は最果タヒさん、ぴよすけとほぼ同じ年齢なんです。

謎に包まれ活躍されている人と自分の間に共通点が見いだせると、なんだか嬉しくなるものです。

 

ぴよすけが感じた最果タヒさんの3つの魅力をお伝えします!

 

魅力①:謎に包まれた人物像

魅力①:謎に包まれた人物像

最果タヒさんは「作品を、作者という存在を知るためのヒントとして見られることが好きではない」という理由から、プロフィールを最低限のものしか公表していません。

 

そのためどんな人物なのかしばしば話題に取り上げられます。

 

名前

「最果」って何て読むんだろう?

「さいはて」…?

 

タヒって…

ネットスラング的な感じで「死」を意味するとか?

神を「ネ申」みたいな…?

 

という具合に、まず名前が独特ですよね。

一発で頭に刷り込まれるというか…

 

実はこのペンネーム、最果タヒさん本人談として特に意味がないそうで。

こんな印象的な名前なのに、あまり意味を持たせようとしてつけたペンネームではないなんて…

 

ちなみに…

ぴよすけがこの最果タヒという名前を知ってから疑問に思ったのがセクシュアリティ

男性なのか女性なのか…とっても疑問に思いました。

 

ただ先述した通り「作品を、作者という存在を知るためのヒントとして見られることが好きではない」という考えをお持ちである最果タヒさん。

セクシュアリティを気にするより作品を気にしてほしい、作品から感じ取ってほしいということを強く思っているんでしょうね。

 

顔を出さない取材写真

「最果タヒ 画像」などで検索すると、写真が何枚も出てきます。

両手で本を持ち、その本で自分の顔を隠している女性です。

 

この女性こそ最果タヒです。

顔を出さない理由はやはり「作品を、作者という存在を知るためのヒントとして見られることが好きではない」からでしょう。

ただネット上ではどんな顔をしているのか、気になっている方が多いみたいですね。

「GReeeeN」のような感じです。

 

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魅力②:積極的なメディアミックス

最果タヒさんの活動で知られているのが、他メディアと詩の融合プロジェクト

 

たとえばAlexandrosというロックバンドの曲「ハナウタ」の作詞をしていたり、詩を使ったシューティングゲーム「詩ューティング」を公開するなど、積極的に現代詩を広める活動を行っています。

詩ューティング画面
詩ューティング(最果タヒブログより)

その活動方法も、今の時代では当たり前になったSNSを使った広め方をしています。

ぴよすけと同年代ということもあり、詩というものがだいぶ身近なものになった気がします。

 

また詩というといかにも作るのが難しそうな感じがしてしまいますが、好きな言葉を入れるだけで詩が作れる「カ詩ラモジ」などを作られています。

カ詩ラモジ
カ詩ラモジ(最果タヒブログより)

ためしに「ぴよすけ」という文字で作ってみました。

それぞれの文字に応じて最果タヒさんが考えた言葉が表示されます。

 

一昔前まで、詩はこんなに自由に作れるものという認識はあまり広まっていなかったと思います

SNSや他メディアとの融合で、詩が身近に感じられるようになったのは、最果タヒさんの活動によるものだと思います。

 

また京都のホテルと詩を融合させた「詩に泊まる」体験ができるという企画もあるんです。

 

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魅力③:言葉の一つひとつに思い・重みがある

魅力③:言葉の一つひとつに思い・重みがある

最果タヒさん代表作に『死んでしまう系のぼくらに』という詩集があります。

詩にはこれまで覚えがなかったぴよすけですが、印象に残るタイトルと装丁に目を奪われ読んでみました。

 

内容は「死」について。

ただ、詩集の中の死は必ずしも今まで経験してきた「人の死」と一致しない部分がありました。

きみが死んだときいたからきみに恋をしたんです

出典:『死んでしまう系のぼくらに』「マッチの詩」から

 

死と恋が同時に出てくるあたり、素敵で不思議な感覚になります。

死という言葉から連想されるのは「涙・命・終わり・悲しみ・喪」などの暗いイメージを持つものばかりだと思っていました。

たしかにそういう言葉もあるけれど、死の持つ暗いイメージを払拭するような詩ばかりでした。

 

言葉に思いを乗せるのが上手、あるいは言葉の重みをわかっている人だと感じました。

そのほかの詩集についてはまた別の記事でまとめてみたいと思います。

 

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この先も活躍されるであろう人物

詩というのは自然と思いが言葉となって溢れ出るもの、だとぴよすけは思っています。

素晴らしいものをみた、きいた。

経験したことから思いが出てきて、誰かに伝えたい。

 

そういうきっかけが誰にでもあって、それを形にしているものだと思います。

 

詩のルールみたいなものを小学校や中学校、高校で学びましたが…そういうものを知ってしまったからこそ、型がありそうとか難しそうとか思ってしまうんでしょうね。

 

言葉ひとつ選ぶのが大変だけどおもしろいと思わせてくれるような人物です。

これからも活躍してほしい人の一人です。

 

 

 

最後までお読みいただきありがとうございました。
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