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昭和

  • 2021年6月3日
  • 2021年6月3日

茨木のり子「六月」:なぜ「六月」?「美しい」に込められた意味

ぴよすけです。 2021年は例年より早く梅雨の時期になりました。 しかし今年の梅雨はあまり雨が降っていませんね。   暦も6月になり、ふと6月らしからぬ「六月」を思い出したので、記事にまとめました。   今回紹介しているのは、茨木のり子さんの詩「六月」です。 きれいな情景と伝えたい内容が印象に残る詩となっています。

  • 2021年1月23日
  • 2021年1月25日

安部公房『鞄』を読み解く!自由と不自由について徹底考察

ぴよすけです。 今回は安部公房の短編小説『鞄(かばん)』についての考察をしていきます。   この作品は高校生の時に国語で習った人もいるでしょう。 ぴよすけは大人になってから、この話と出会いました。 かなり短いお話ですが、実は相当奥が深い作品です。 なるべくわかりやすくまとめてみましたが、それでもお見苦しい部分もあるかと思います。   「鞄」の役割など根拠を示しつつ考察しましたので、ぜひ最後までご覧くださいませ。

  • 2020年5月26日
  • 2021年1月24日

井上ひさし『ナイン』正太郎の行いと物語結末部分の考察

ぴよすけです。 井上ひさし作『ナイン』についての考察です。   『ナイン』は高校生の時に触れましたが、当時はなかなか想像するのが難しいお話だったと記憶しています。   正太郎が詐欺ってるのに訴えないの!?とか そんな簡単に仲間を信じられるもんなの!?とか… ともすると、自分が人間不信なだけなのか?と考えもしました。笑   大人となった今、「小説は小説」という読み方ができるようになってきましたが、それでも今から50年近く前の時代を描いているため、情景を想像しにくいお話 […]

  • 2020年5月24日
  • 2021年2月2日

『人虎伝』現代語のあらすじと『山月記』との違い

ぴよすけです。 中島敦の代表作である『山月記』は、中国古典の『人虎伝』が下地になっています。 『人虎伝』はすべて漢文なので、高校生のときに読むのが大変でした…   この記事では『人虎伝』の現代語によるあらすじと、『山月記』との相違点をまとめてみました。

  • 2020年5月8日
  • 2021年1月24日

李徴は腹黒い?『山月記』を面白く読むための3つのポイント

ぴよすけです。   中島敦の代表作、『山月記』は普通に読んでもおもしろいです。 想像を膨らませるともっとおもしろいです。   特に李徴という主人公、本当はめちゃくちゃ腹黒いんですよ? え!?学校ではそんなこと習わなかった?   そんなあなた、まだまだ『山月記』がおもしろく読めますよ!   この記事では『山月記』の3つのおもしろい読み方を紹介しています。 きっと今までとは違った李徴が発見できますよ。

  • 2020年5月8日
  • 2021年1月24日

国語の定番小説『山月記』冒頭の第一段落をわかりやすく解説!

高校時代に学んだ小説で思い出深いのが『山月記』。 芥川龍之介の『羅生門』や夏目漱石の『こころ』と並び、今でも教科書の定番教材として用いられています。   ぴよすけは『山月記』のストーリー自体は好きでした。   しかし当時は大変難しいと感じた作品でもありました。   この記事では作品・作者のデータとともに、これから『山月記』を学ぶ高校生に向けて第一段落の解説をしています。 第一段落がわかるようになるだけでも、『山月記』がグッとおもしろくなりますよ! また、何が『山月記 […]

  • 2020年5月5日
  • 2020年5月8日

「わたしが一番きれいだったとき」敗戦部分の一節をマンガで発見

茨木のり子さんの詩「わたしが一番きれいだったとき」。   何人もの方が学校の授業で扱った詩でしょう。   わたしが一番きれいだったとき わたしが一番きれいだったとき 街々はがらがら崩れていって とんでもないところから 青空なんかが見えたりした わたしが一番きれいだったとき まわりの人達がたくさん死んだ 工場で 海で 名もない島で わたしはおしゃれのきっかけを落としてしまった わたしが一番きれいだったとき だれもやさしい贈り物を捧げてはくれなかった 男たちは挙手の礼しか知らなく […]

  • 2020年4月28日
  • 2020年5月14日

「自分の感受性くらい」責任転嫁したくなるときに読みたい詩

高校時代に学んだ詩は、大人になってまた出会います。 「そういえば高校生の時にやったような…」 この感覚がとても大事。   現役で働く世代にとって、多くの人が学んだであろう、茨木のり子さんの「自分の感受性くらい」という詩。   茨木のり子って、そういえば学生時代に触れたことがあるような… 「自分の感受性くらい」っていうタイトルはなんとなく覚えてるような…   今の20代以下では、この詩に触れてもいないのかもしれません。 もしかしたら、今の中学生や高校生は学校で取り扱っ […]

  • 2020年4月11日
  • 2021年1月24日

【小説】『葉桜と魔笛』口笛を吹いたのは誰?魔笛の正体を考えてみた!

明治から昭和を生きた太宰治の作品『葉桜と魔笛』。   太宰治作品の中でもわりと短めの作品です。 さくっと読めますが、終盤に登場する「口笛を吹く」シーンは読み終えた後も考察ができる、味わい深い作品となっています。   この記事では『葉桜と魔笛』のあらすじと、口笛を吹いた人物について解説しています。