ぴよすけです。
文学散歩シリーズ!
今回は静岡県沼津市の駿河湾近くにある若山牧水記念館の紹介です。
行く前にHPなどで調べたとき、「なんか施設が小さそう」「行っても展示物が少なそう」などと思ってしまいましたが…
とんでもありませんでした!
見応えある展示室に、施設外には牧水が愛した自然がいっぱい!
この記事では若山牧水記念館について、行ってみた感想をまとめています。
これから来館予定の方、沼津市への旅行で目的地に迷っている方、ぜひご覧いただき参考にしていただければと思います。
若山牧水記念館とは
若山牧水記念館は、静岡県沼津市にある若山牧水に関する品々が展示されている施設です。
沼津市HPの若山牧水記念館紹介はこちら▼
若山牧水とは
若山牧水は明治生まれ、大正から昭和にかけて活躍した歌人です。
牧水の代表歌として、以下の和歌が取り上げられることが多いです。
幾山河越えさり行かば寂しさの終てなむ国ぞ今日も旅ゆく
牧水は宮崎県出身ですが、青年期に沼津市の千本松原と富士山の景観に魅了され、家族で沼津に移住しました。
移住から没するまで9年間、沼津市に住んでいたことから、牧水ゆかりの地として語り継がれています。
牧水は文学雑誌などの刊行を精力的に行ったり、沼津市の千本松原の保全に文筆で尽力したりしました。
記念館はコンパクトながらも展示物満載
実際に記念館を訪れてみて、庭園や施設自体はわりと小規模だと感じました。
展示室は約120㎡ほどで、広々とした博物館のようなもの、というわけではなかったです。
しかし、展示物が所狭しとあり、牧水の活躍や年譜の説明もあったため、じっくり見るとなるとそれなりの時間がかかります。
展示物はレプリカもありましたが、牧水直筆のものもかなり多く、貴重な資料が多かったです。
手紙などを目の前にすると、「これが100年前に書かれていたんだぁ…」と感慨深くなります。
肉筆を見るということは大切ですね。
記念館がある一帯は千本松原と呼ばれる松林があります。
「沼津に移り住んだのは千本松原の景観がよかったから」というだけあって、千本松原に関する和歌や富士山や沼津市にある愛鷹山に関する和歌も多く展示されていました。
ネットでは検索してもなかなか出てこない和歌もあり、足を運ぶだけの価値はありましたね。
牧水が松林で家族と撮影した写真も展示されていたので、施設を出た後は歴史を感じながら松林の散歩も楽しめそうです。
また沼津市には牧水の歌碑もあり、それぞれ巡って景観を楽しんでみるのもいいですね。
有名な「幾山河~」の歌碑はこちら▼
沼津市にある香貫山の歌碑はこちら▼
入場料・アクセス
入場料はJAF会員ならさらにお得に
展示室の入場料は、大人200円・小中学生100円です。
なんと沼津市内の小中学生は無料らしいです。
大人でもJAF会員ならさらに割引があり、ぴよすけは160円で入館できました。
また、建物内にある会議室も有料で使用できるようです。
ぴよすけは会議室には入りませんでしたが、畳が敷かれており、風情あふれる会議室のようです。
展示室以外にほとんど見学できるスペースはありませんでしたが、単純に入館するだけなら料金は発生しないようです。
アクセスは駅からタクシーがおすすめ
若山牧水記念館は沼津市街地から駿河湾方面へ向かい、沼津港付近にあります。
JR沼津駅から車で5~10分ほどですので、沼津駅からタクシーで訪れるのがおすすめです。
自家用車の場合、駐車場は10台ほど停められるスペースがあります。
また記念館前にはバス停もあったため、バスを利用するのもよいでしょう。
JR沼津駅 沼津登山東海バス(2番線)から「千本経由」→牧水記念館前 で下車すると、施設はすぐ目の前です。
若山牧水記念館(沼津市HP)はこちら▼
自然と歴史を感じる旅の目的地に…
若山牧水記念館は駿河湾のすぐそばにあり、浜に行けば富士山も望めます。
また千本松原も散歩ができるように上手に整備されています。
牧水記念館で歴史を感じ、外へ出て自然を体感する…
近くには沼津港があり、新鮮な魚が食べられるお店もあります。
ぜひ、静岡県沼津市にお越しの際に立ち寄ってみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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